
琉神マブヤー2(ターチ)
物語は、シリーズ第1弾の直後からはじまる。
ハブデービルが呼び寄せたマジムン台風を撃退したマブヤー。
沖縄の危機は去ったかにみえたが、
それは新たな、そしてさらに激しくハゴーな戦いのはじまりに過ぎなかった。

第 1 話「かぎやで風のマブイストーンがデージなってる!」
琉神マブヤーことカナイは、冷酷空間ヒジュルゾーンへ放り込まれた兄ニライを助け出すため、 ヒジュルゾーンへの入り口を探していた。 その様子をクレアとオバァも心配そうに見守っている。 時を同じくして、悪の軍団のボス・ハブクラーゲンとヒメハブデービルは沖縄を支配するための新たな計略を目論んでいた。

第 2 話「ヒジュルーゾーンがデージなってる!」
カナイは神人一族のナミの協力を得て何とかヒジュルゾーンからニライを救出するが、 同時にこの世に「オニヒトデービルのマブイ」と「ヒジュルー火ぬ神」も出てきてしまった。 状況がつかめないカナイの前に、より凶悪凶暴になったオニヒトデービルが立ちはだかる。

第 3 話「サンのマブイストーンがデージなってる!」
ニライが戻ったことを、陶芸の師匠・岩次郎に報告するカナイとその様子を見てクレアも安堵する。 部屋に戻るとオバァがてんぷらを用意していた。 しかし、てんぷらに添えられている魔除け「サン」が効いていない。マジムンの仕業だ!! 激しいバトルの中、一輪の花をかばったマブヤーはピンチに陥ってしまう!!

第 4 話「ハーリーのマブイストーンがデージなってる!(前編)」
港で船漕競争ハーリーの準備をしている海人達をみて、季節を感じるカナイとクレアだが、 「沖縄を勉強するために、本土へ行く」クレアの言葉からぎこちない雰囲気になってしまう。 回復しつつニライも自分の不甲斐なさに苛立っていた。 「チルダイ森に修行に行く」というニライを制止できず 何が何だかわかなくなっているカナイの前に、現れたマジムン。 「正々堂々、ハーリー競争しようぜ」

第 5 話「ハーリーのマブイストーンがデージなってる!(中編)」
ハーリー競争の末に、毒針を打ち込まれてしまった琉神マブヤーは、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。 一方、チルダイ森に入ったニライは、森の大主を前にして少しずつ何かを感じはじめていた。 かくして修行、「見えない敵」との闘いが始まった。果たして、ニライの修行は間に合うのか。

第 6 話「ハーリーのマブイストーンがデージなってる!(後編)」
囚われのマブヤーの救出に向かったナミだが、マングーチュにみつかり逆に捕らえられてしまった。 一方チルダイ森では、「見えない敵」に苦戦していたニライだが、 森の大主との問答の末に、何かを悟った。 龍神ガナシーとして慧眼したニライが、マブヤーとナミの救出に向かう。

第 7 話「三線のマブイストーンがデージなってる!」
三線の音色を聞きながらキャッチボールをするカナイとニライ。 青年達の「いつもはウクレレ弾いてるんだけど、たまには三線を弾いてみるのもいいもんだ」 という会話を引用して、クレアの決意を肯定するニライ。 その裏では、沖縄を元気にさせる源、三線の音色を奪おうとマジムン達が動き始めた。 だが、その動きも何だかおかしい 「何でもいいからマブイストーンを奪いあっていて下さい」という、 ヒメハブデービルはいったい何を考えているのか? そして、龍神ガナシーまで様子がおかしい・・・・

第 8 話「空手のマブイストーンがデージなってる!(前編)」
ヒジュルーゾーンで何もかも失ったニライは、空手を一から学びなおす、と決意する。 その根底にあるのは、悪を完膚無きまで、たたきのめすという強い思いだ。 鍛錬にはげむニライのもとへ、「空手に先手なし」と語る謎の金物屋が現れる。 やがてゆっくりと金物屋は、語り出す。 「よく切れる刃物と同じで使い方を誤ると、人を傷つけるだけの道具になってしまう・・・・」 よく理解できないままのニライだが、その時マジムン達が空手のマブイストーンを奪ってしまった。

第 9 話「空手のマブイストーンがデージなってる!(後編)」
オニヒトデービルと対峙する龍神ガナシーだが、怒りのあまりヒジュルーな心がガナシーを侵しはじめた。 もがき苦しむガナシーをさらに集中攻撃するマジムン達だが、その瞬間、オニヒトデービルに一閃のカナミリが落ちる。 オニヒトデービルであったころの、自分自身を思い出しマジムンにも魂があることを、思い出す。 ヒロイズムにあふれ、電撃の必殺技を身につけた龍神ガナシーは、戦い方にも変化が表れる。 「空手に先手無し」。空手の精神がニライにも宿った瞬間であった。

第 10 話「ナミがデージなってる!」
町中では、ヒジュルーゾーンが拡大し、人々の心を蝕みはじめている。 マングーチュからヒメハブデービルの策略の一端を聞いたナミは単独でマジムン達のアジト・ハゴー山へ乗り込んでいく。 しかし、ヒメハブデービルに見つかってしまい、捕らえられてしまう。 そして逆に、マジムン達に操られたナミは、人間達を憎みマジムンと共に生きていくと宣言する。

第 11 話「ナミがしにデージなってる!」
「人間はいつもいがみあってばかりだ。マジムンは、人間が憎いだけで山や海を愛する気持ちは人間以上」だと頑なに言うナミだが、「憎しみからは何も生まれない」と諭す龍神ガナシーの言葉に共鳴するナミの心と神人のマブイストーン。 その瞬間、ナミが正気を取り戻した。 しかし、それに怒ったヒメハブデービルによって、ナミは、ヒジュルーゾーンへ投げ飛ばされてしまう。 その瞬間、ニライカナイからの光がナミを包んだ。凰神カナミーの誕生だ。

第 12 話「マブイストーンがとにかくデージなってる!」
綱引きの準備をする人々だが、やはりいつもと様子がおかしい。。。 なんだか、人々がヒジュルーになっているのにどうにも出来ない。 全ての策略を知ったナミは、自らが仕掛けた神人のサンの効果が、マングーチュによって弱まっていることに気がつく。 「逆にマングーチュが危ない」マジムン達を説得するマブヤー達だが、ヒメハブデービルの暴走は止まらない。 最後の戦いが始まろうとしていた。

第 13 話「マブイストーンとかヒジュルーゾーンとかテーゲーむるデージなってる!」
凰神カナミーが懸念するとおり、ヒジュルーゾーンが開ききってしまった。 しかし、なんだか様子がおかしい。人間達のマブイやマブイストーンを取り込むはずだったが、 全ての動物やマジムンまで、どんどん吸い込まれてしまう。 「そんなハズじゃ?世界を飲み込むつもり?」うろたえるマジムン達。 果たして、ヒジュルーゾーンを完全に封印することはできるのか? マングーチュに刺さった神人のサンの力をかりて、ヒーロー3人の必殺技が、ヒジュルーゾーンへと打ち込まれた。
- 監督
- 畠中敏成
古谷野裕一
- 出演
- 翁長大輔
末吉功治
与那嶺圭一
浦崎明香理
仲宗根豪
浦中孝治
町田達彦
我那覇裕也
金城諒
桃原遥
仲本紫野
古堅晋臣
吉田妙子
- 構成・演出
- 川端匠志
石田玲奈
- 脚本
- 山田優樹
- 音楽
- 上地正昭
- プロデューサー
- 古谷野裕一
瀬川辰彦
比嘉洋
- 制作日
- 2010
- 制作
- 沖縄映像センター